もうちょっと人とうまく関われるようになりたいと思った。

今日の夕方、仕事から帰宅したら、彼氏が真剣な面持ちで何やら電話をしていた。

彼氏のそばでは、トイレのドアが開いていて電気がついていたので覗いてみると、辺り一面水浸しになっていてびっくりした。

床には水溜まりができ、便座の蓋にも水が滴り落ちており、天井には水漏れのシミが広がっていた。

どうやら上の部屋から、水が漏れているようだった。

 

彼氏の行動は素早かった。

うちの管理会社と電話で何度もやり取りをし、と同時にマンションの自治会の方にも相談をし、うちの部屋や上の階の部屋を見ていただいたりして、色々な方と会ったり話をしながら対処を進めていた。

私はほとんど何もしなかった。

私がやったことといえば、水浸しになったトイレの掃除をして、人が来ても大丈夫な程度にうちの片づけを少しして、一段落した彼氏にお疲れ様と言って、コンビニでお礼にお菓子とか買った程度だ。

彼氏がいなかったら、ただ管理会社に電話をして、管理会社の人が来るのを待っていただけだったと思う。

ぜんぶ後手後手になっていたと思うし、彼氏みたいにスムーズな対処はできなかっただろう。

 

彼氏は人への連絡が適切だし、何より人とのやり取りがうまい。

管理会社や自治会の方たちと話をして、現状を説明して今後の対応についても相談して、何だか他にも色々な対応をうまくやっていた。

私ひとりだったらここまでできたかというと、できなかった。

社会で自立して生きていくって、人と関わっていくことだから、こういう突発的なことにも対処できないとだめだなと思った。

こういうときは、ひとりで生活するよりも、ふたりで生活することのありがたみを感じた。

普段はあまり意識してないけど、困ったときに助けになってくれる人は、とてもありがたい存在だ。

 

彼氏と私は、得意分野が全く違う。

普段は彼氏のことを家庭内においての生活力が低いと思っていたが、こと人との関わりが生じる場面においては、彼氏の方が凄まじく高かった。

私より彼氏の方が、生きる力は高いと思う。

とにかく今日は彼氏と自分を比較してしまった。

他者と比較して、他者の方がすごいなと思い、劣等感が少し湧いて、それでも自尊心を保つとか、これは結構難しい。

私は彼氏に甘えすぎているのかもしれない。

適材適所といえば聞こえはいいが、でも何かやっぱりこう、もう少し人と適切に会話をして、関わることができるようになりたいと思った。