【書評】『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』を読んで、出会いについて考えてみた

こんにちは、毎朝肌寒いので長袖パジャマに衣替えしたうえだあやです。

今回は『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』を読んでみて、人との出会いと人間関係について考えるきっかけになったので、紹介したいと思います。

 

『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』との出会い


この本が発売されたのは、約5ヵ月前の2018年4月。

発売当初から、表紙とタイトルに惹かれて、何だか気になっていました。

 

でもなかなか手に取りづらかった。

てっきり出会い系サイトで男性と会って遊びまくった著者が、ついでに本をすすめまくった経験をまとめた本だと思いこんでた。

 
でもある日、次は何の本を読もうかなと考えていたら、ふとこの本のことが頭に浮かんだ。

未だにこの本のことが気になるならもう買っちゃえと思い、読んでみたら想像と違っていて、出会いや人間関係について考えるいいきっかけになりました。

 

夫に別れを告げ家を飛び出し、宿無し生活。

どん底人生まっしぐらの書店員・花田菜々子。

仕事もうまく行かず、疲れた毎日を送る中、願うは「もっと知らない世界を知りたい。広い世界に出て、新しい自分になって、元気になりたい」。

そんな彼女がふと思い立って登録したのが、出会い系サイト「X」。

プロフィール欄に個性を出すため、悩みに悩んで書いた一言は、「今のあなたにぴったりな本を一冊選んでおすすめさせていただきます」———。

実際に出会った人達は魑魅魍魎。

エロ目的の男、さわやかに虚言癖の男、笑顔がかわいい映像作家……時には自作ポエムを拝見し、かわいい女子に励まされ、優しい女性のコーチングに号泣しながら、今までの日常では絶対に会わなかったような人達に、毎日毎日「その人にぴったりの」本を紹介。

この本は、著者の花田さんが実際に経験したことを元に書いた私小説です。

何かもう読んでいる間、花田さんにひたすら共感してました。

 

感想

著者の花田さんは、本と雑貨を売るチェーン店のヴィレッジヴァンガードが大好きで、ヴィレッジバンガードに就職し、店長をされていた。

もうヴィレッジヴァンガードとともに人生を歩んでこられたような方だ。

でも、だんだんと時代の移り変わりとともにヴィレッジヴァンガードの方向性と自分にズレが生じてきて、このまま続けていいのか悩んでいる。

また夫ともうまくいかず、別居することになった状態から、この物語は始まる。

 
ある日、ふと読んだ本で紹介されていた出会い系サイト「X」に登録し、色々な人に会って本をすすめまくるようになった花田さん。

出会い系サイト「X」は、「知らない人と30分だけ会って、話してみる」というコンセプトだ。

出会いを異性との恋愛目的に限定していない。

 

もう花田さんの行動力がすごい。

男女職業年代問わず、本当に様々な方と1対1で会い、30分という短い時間で相手のことを知り、相手におすすめする本を紹介する。

やがて、花田さんは「知らない人と話す」ということのハードルがどんどん下がって、ほぼゼロになる。

 
1対1で初めての人と会って、30分でコミュニケーションを交わして、相手のことを深く知って、本をおすすめするってなかなかできることではない。

本の巻末には花田さんがおすすめした本がまとめられていて、読みたいと思った本がいくつかあった。

 

こんなふうに、自分の普通の生活の中では出会わない人の、知り得ぬ話を聞くのは最高に面白いことだった。

自分が働き方のことで悩んでいたから、よりそれぞれの人の話が切実に心に響いたのかもしれない。

これはもうすごい共感する!

私も、自分の生活とは重ならない人、自分が経験したことのない経験を持っている人の話を聞くのは、非常に面白い。

わくわくする。

 

出会いと人間関係について

それと、Xをやり始めてから自分でも不思議だったのは、話し始めて3分、いやもっと、1分くらいで、その人と気が合いそうか、楽しく話せそうなのか、どんな人なのか、深い話をする前の時間の中でだいたいわかるような感覚が身についたことだ。

この感覚については、私も少しある。

会って顔と表情を見て、声を聞いて、身なりを見て、私はすぐに人を判断してしまう。

この人は合う・合わない、この人はこんな感じの人かなと。

その人と知り合って時間が経ったとしても、たいていこの直感が覆ることはない。

私は初対面での判断に、その後の付き合いも引きずられる傾向にある。

その人のことをもっと知ろうとしていなかった。

 

私の普段接する人間関係は、ほぼ職場が95%くらい占めている。

このブログのテーマのひとつが「人と会うこと」、人と関わりを持って話をすることである。

これは私の人生の目標だ。

 

職場の退職された上司に、笑顔がめっちゃ素敵で私が非常に憧れて尊敬していた方がいた。

その方にコミュニケーションについて、以前相談してみたところ、「どのスタッフにも1日1回は、自分から声をかけるようにしている」と言っていた。

私も今それを何とか真似しようとしているが、全然できていない。

簡単なようで難しい。

 

でも最近、自分より後に入社した後輩に対しては、結構自分から声をかけられるようになった。

天気の話とか、仕事の話とか。

先輩や上司に対しては未だに身構えてしまうので、もう少し気楽に話せるよう心がけたい。

 

まとめ

今回は花田菜々子さんの『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』を読んで、私にとって非常に共感した一冊となりました。

私も人と話すことのハードルをゼロにしていきたい。

花田さんのようにもっと行動して、量をこなして、慣れていきたいです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1985年7月30日生まれの33歳。 愛知県一宮市在住。 契約社員として働いています。 「人・本・旅」をテーマに、ブログを更新中。 いろいろな人に会って、本を読んで多くを学び、いろいろなところに行ってみたい。