【書評】米澤穂信/著『インシテミル』感想

こんにちは、上田紋です。

今回は『インシテミル』を読み終わった感想です。

閉鎖された空間で事件が発生する「クローズド・サークル」ミステリで、次はどんな展開になるのか、わくわくしながら最後まで読めました。

 

『インシテミル』概要


『インシテミル』
■著者:米澤穂信
■出版社:文藝春秋
■頁:528頁
■定価:本体780円+税
■発売日:2010/06/10

「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給11万2000円がもらえるという破格の仕事に応募した12人の男女。
とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。
それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった——。
>>文藝春秋BOOKSより

「ある人文科学的実験の被験者」とか、時給11万2000円の仕事だなんて、怪しすぎる……。

それでも応募してしまうとは、お金の力はすごい。

 

本書を読んだきっかけ

先日、米澤穂信さんの『本と鍵の季節』を読んだら、すごく面白かったから!

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もっと米澤さんの本を読んでみたくなった。

この『インシテミル』は、クローズド・サークルを舞台としている。

外界との接触が断たれた状況で、事件が発生していくさまが面白そうだと思った。

 

感想

面白かった!

一気に読み終わってしまった。

文庫で528ページという長さがまるで気にならないくらい、すいすい読めた。

犯人はこの人かなと予想しながら読んでいたら、全然違う人物だったのでびっくりした。

全く予想してなかった人物が犯人だったから、驚きと嬉しさが込み上げてきた。

 

登場人物が12人というのは、少し多すぎると感じた。

最初は誰が誰だかあまり結びつかなかった。

この本は犯人当てを主題にしている。

犯人の動機は、より多くの報酬が欲しいから。

どうしてそこまで多額の報酬を得たいのかは、明らかにされなかった。

もう少し各登場人物の背景とか過去も知りたかった。

あんまり登場人物たちに、感情移入できなかった。

 

でも物語としては面白いし、読んでいて次の展開がすごく気になってどきどきした。

クローズド・サークルやデスゲーム系の小説が好きな方にはおすすめです。

 

まとめ

今回は米澤穂信さんの『インシテミル』を読み終わった感想でした。

気軽に読めて面白いミステリでした。